作者名 田村能里子
・画題 夢想う
・EDナンバー 50/150
・イメージサイズ
・430mmx380mm
・本人直筆サインあり
・技法/支持体 リトグラフ/専用紙
・付属品差し箱/黄袋付 差し箱は若干経年劣化があります。黄袋は綺麗です。
・作品解説
精力的に依頼制作活動をしており、あまり売り絵が出回らず、作品に対する需要と評価が高い作家のひとり。とりわけ田村の代名詞である赤色を使用した女性像の絵は極めて人気が高い。
出品作は「夢想う」という題の作品で、田村の作品らしい人気の構図である。加えてモチーフの女性の服装に赤を多用しており、人気の高い作品の一つと言える。もう一つの田村の人物像の魅力は、モチーフの女性のそのまなざしである。遠く一点を見つめ静寂さと緊張感を共存させつつ、自身の両手を強く握りしめた構図により、モチーフの強い意志を感じさせ、鑑賞する側の背筋をピンと伸ばしてしまう力を内包する作品である。
田村能里子について
田村能里子は1944年、愛知県出身。愛知県立旭丘高校美術過程を経て、1966年に武蔵野美術大学油絵学科を卒業する。1969年に結婚し夫の赴任地であるインドに同行する。ベンガル州、北部インド、ネパール、カシミール、デリー、南部インド等に旅行し、大地に生きるアジアの人々や風土を描き始める。石窟寺院、仏教遺跡などインド
美術にふれる1986年に文化庁芸術家在外研修員として中国に赴任する。1989年に中国政府より壁画作品に対し軒轅杯国際特別賞を受賞する。19
95年から3年間タイ(バンコク)に滞在し、アジアの風土をモチーフとした制作を続ける。以後、壁画を中心に制作活動を続ける。
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