《大内塗茶櫃 岡田忠亮(吟月)作》
★身内が大内塗工芸社、岡田忠亮様に依頼し昭和49年6月に納品していただいた大内塗の茶櫃です(中にメモがありました)。身内宅の和室天袋の一番奥に丁寧に梱包された状態で置かれていました。手前にお茶道具や、木目込人形のキットや飾るためのセット(屏風付)などがこまごまと置かれていたので、取り出すことが難しくなってそのまま置かれていたのかもしれません。
【サイズ】(蓋含)
直径:33cm
高さ:13cm
【品質・加飾】
◆木製本漆塗
◆くりぬき(巨木をくりぬいたもの・メモに書いてありました)
◆地塗∶大内朱(深みのある朱色)
◆加飾∶漆絵(色漆で描かれた秋草•雲模様)
◆加飾∶箔絵(金箔〈純金〉を漆で貼り付けた大内菱)
◆内側・裏面∶黒漆
◆木箱付き
◆栞とはしがきは、こちらの茶櫃の中には入っていなかったため、岡田様の他の塗物の中に残っていたものを撮影しました。発送の際はコピーを入れさせていただきますのでご承知置きください。(当時のものには、もともとなかったのではないかと思います。はしがきには昭和53年に関する記載があります)
【状態】
大変綺麗な状態で未使用だと思います。1994年6月に出して状態を確認したというメモがありましたが、そのまままた元に戻したようです。茶櫃は他にもいくつかありますので、そちらを普段は使用していました。
【購入時価格(参考)】
◆60000円
(メモがありました。現在の価格に換算すると、15万円以上になります)
【大内塗について】
山口県山口市周辺で作られている漆器です。室町時代に山口県で勢力を誇った大内氏のもとで誕生したことから、のちに「大内塗」の名がつけられました。
大内塗の特徴は、渋みのある深い朱色の地塗の上に、色漆でハギやススキなどの秋の草を描き、金箔で大内氏の家紋である「大内菱」をあしらった優雅な絵模様です。また、大内塗は何度も漆塗りを繰り返すために、丈夫で退色しにくくなっています。
(工芸ジャパン様HPより)
【発送について】
もともとの木箱に入れてから、さらに梱包して発送致します。また、リスクを最小限に抑えるためヤマトの自宅集荷を利用させていただきます。
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